鼻づまり・鼻中隔弯曲症
「いつも鼻が詰まっている」「口で呼吸しないと眠れない」――そのつらさは、鼻の構造自体に原因があるかもしれません。武蔵浦和耳鼻咽喉科(さいたま市南区)では、内視鏡検査でしっかり原因を見極め、患者さんの状態に合わせた治療をご提案しています。
鼻づまり・鼻中隔弯曲症とは
鼻づまり・鼻中隔弯曲症とは、鼻の左右を仕切る壁(鼻中隔)が左右どちらかに湾曲し、片側または両側の鼻腔が慢性的に狭くなることで鼻閉塞を引き起こす疾患です。
鼻中隔はもともと成長過程で多少の弯曲が生じやすく、成人の約80%に何らかの弯曲があるといわれています。ただし、日常生活に支障が出るほどの閉塞感をきたすケースは限られます。弯曲が強い場合や、アレルギー性鼻炎・慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を合併した場合に症状が著しく悪化し、口呼吸・いびき・睡眠の質低下・嗅覚障害などを招くことがあります。
鼻づまりには鼻中隔弯曲症のほか、アレルギー性鼻炎・肥厚性鼻炎・鼻茸(鼻ポリープ)なども原因となります。さいたま市・武蔵浦和周辺でこうした症状でお困りの方は、耳鼻咽喉科専門医による正確な診断が重要です。
こんな症状はありませんか?
- 常に鼻が詰まっていて、どちらか片方だけ通りが悪い
- 鼻から息が吸いにくく、口で呼吸することが多い
- 夜間にいびきをかく、または家族に指摘された
- 朝起きると口が乾いている・のどが痛い
- においが感じにくい、または嗅覚が鈍くなった気がする
- 頭が重い、または慢性的な頭痛がある
- 鼻をかんでも鼻づまりがなかなか改善しない
- 市販の点鼻薬を使い続けているが、やめると悪化する
上記の症状が2週間以上続いている場合は、耳鼻咽喉科での受診をおすすめします。市販の点鼻薬(血管収縮剤)の長期使用は、薬剤性鼻炎を引き起こし、かえって鼻づまりを悪化させることがあります。
原因・発症のメカニズム
鼻中隔弯曲症の主な原因
鼻中隔の弯曲は、成長過程で軟骨と骨の発育バランスが崩れることで生じます。外傷(鼻のケガ)が直接の原因となることもありますが、多くは明確な原因なく自然に湾曲します。弯曲の程度・方向によって症状の重さが異なります。
鼻づまり全般の原因
鼻づまりの原因は大きく以下に分けられます。
- 構造的な問題:鼻中隔弯曲症、鼻骨骨折後の変形
- 粘膜の炎症・腫れ:アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)、肥厚性鼻炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
- 鼻腔内の異物・増殖:鼻茸(鼻ポリープ)、アデノイド肥大(特に小児)
- 薬剤性:市販の血管収縮点鼻薬の長期使用による反応性充血
症状を悪化させる要因
花粉・ハウスダスト・ダニなどのアレルゲン(アレルギーの原因物質)への曝露、乾燥・気温変化、喫煙、ストレスによる免疫低下などが鼻粘膜の炎症を強め、もともとある弯曲の影響を大きくします。
当院での診察・治療方針
Step 1|問診・視診
いつから・どちらの鼻が・どんな状況で詰まるか、市販薬の使用歴、アレルギー歴などを確認します。
Step 2|電子内視鏡検査
細いカメラ(電子内視鏡)を鼻腔内に挿入し、鼻中隔の弯曲の程度、粘膜の状態、副鼻腔の入口付近を直接観察します。必要に応じてアレルギー検査(血液検査)やCT検査(近隣医療機関への紹介)を行います。
Step 3|診断・原因の特定
鼻中隔弯曲症単独なのか、アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎などを合併しているのかを判断し、それぞれの原因に応じた治療方針をご説明します。
Step 4|治療
保存療法(まず薬で症状をコントロール)
ステロイド点鼻薬・抗アレルギー薬・鼻腔洗浄などで粘膜の腫れを抑えます。アレルギー性鼻炎が合併している場合は、当院では舌下免疫療法(根本的な体質改善を目指す治療)もご案内しています。
外科的治療(手術が必要な場合)
弯曲が強く日常生活に著しい支障がある場合、または薬物療法で改善が不十分な場合は、鼻中隔矯正術(局所麻酔または全身麻酔)を行う専門病院への紹介を行います。手術の適応・タイミングについては診察時に丁寧にご説明します。
※治療効果には個人差があります。診察結果に基づいて治療方針を決定しますので、まずはご相談ください。
| 診療内容 | 概算費用(3割負担) |
|---|---|
| 初診料+問診・視診 | 約1,000〜1,500円 |
| 電子内視鏡検査 | 約600〜900円 |
| アレルギー血液検査(13項目) | 約2,000〜3,000円 |
| 処方薬(点鼻薬+内服薬) | 約800〜1,500円/月 |
※上記は目安です。検査内容・処方内容により異なります。高額な場合は事前にご説明します。
よくあるご質問
鼻づまりが続いていますが、耳鼻科に行くべきですか?
2週間以上鼻づまりが続く場合は、アレルギー性鼻炎・慢性副鼻腔炎・鼻中隔弯曲症などが原因の可能性があります。市販薬で改善しない場合は耳鼻咽喉科を受診し、原因を特定することをおすすめします。
鼻中隔弯曲症は手術しないと治りませんか?
軽度〜中等度であれば、点鼻薬や抗アレルギー薬などの薬物療法で症状をコントロールできる場合があります。日常生活に支障をきたすほどの閉塞感がある場合は、外科的矯正(鼻中隔矯正術)を検討します。手術の適応は診察・検査後に判断します。
子どもでも鼻中隔弯曲症になりますか?
お子様の場合、アデノイド肥大やアレルギー性鼻炎による鼻づまりが多く、鼻中隔弯曲症は成長とともに発症・進行することが多いです。小児の鼻づまりは口呼吸・顔面発育・学習集中力にも影響するため、早めに耳鼻咽喉科でご相談ください。
鼻づまりといびきに関係はありますか?
鼻腔が狭いと口呼吸になりやすく、いびきや睡眠時無呼吸のリスクが高まります。鼻中隔弯曲症やアレルギー性鼻炎の治療でいびきが改善するケースがあります。症状がひどい場合は、睡眠時無呼吸症候群の検査もご相談ください。
鼻づまりの検査はどのようなことをしますか?
内視鏡(電子スコープ)による鼻腔内の観察、アレルギー検査(血液検査)、必要に応じてCT検査を行います。当院では電子内視鏡を用いて、鼻中隔の形状・粘膜の状態・副鼻腔への影響を詳しく確認します。
