後鼻漏(鼻水がのどに落ちる)
のどに鼻水が流れ落ちる不快感、朝に痰がからむ慢性的な咳——その症状、後鼻漏かもしれません。原因が鼻にある場合は耳鼻咽喉科での診察が早期改善の近道です。武蔵浦和耳鼻咽喉科(さいたま市南区)では鼻・副鼻腔・のどを一体的に診察し、適切な治療をご提案いたします。
後鼻漏(鼻水がのどに落ちる)とは
後鼻漏(鼻水がのどに落ちる)とは、鼻腔や副鼻腔で過剰に産生された鼻汁がのどの後壁(後鼻孔側)へと流れ落ちる状態が続くという疾患です。健康な状態でも鼻汁はのどへ少量流れていますが、炎症やアレルギーによって分泌量が増えたり粘度が高まったりすると、のどへの流入が自覚されるようになります。
後鼻漏そのものは「病名」というより「症状」であり、背景には慢性副鼻腔炎(蓄膿症)・アレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎・鼻中隔弯曲症・慢性上咽頭炎など多様な鼻・のどの疾患が存在します。咳・痰・のどの違和感を主訴に内科や呼吸器科を受診しても改善しない場合、後鼻漏が原因となっているケースが少なくありません。さいたま市南区の武蔵浦和耳鼻咽喉科では、鼻内視鏡検査などで根本原因を特定し、適切な治療へとつなげます。
こんな症状はありませんか?
- のどに鼻水が流れ落ちる感じ・ネバネバする感じがある
- 朝起きたときに痰がからんで咳き込む
- 日中も空咳が続く(特に横になると悪化する)
- のどに何か引っかかっているような違和感・異物感がある
- 鼻をかんでもすっきりせず、常に鼻の奥が詰まった感じがする
- 口臭が気になる、口の中が粘っこい感じがする
- 声がかれる・声が出しにくい(のど粘膜への刺激)
- 就寝中にのどの鼻水でむせる・いびきが悪化した気がする
これらの症状が2週間以上続く場合は、後鼻漏やその背景にある鼻の疾患が疑われます。武蔵浦和(さいたま市南区)の耳鼻咽喉科への受診をご検討ください。
原因・発症のメカニズム
鼻腔・副鼻腔の粘膜は、異物・細菌・アレルゲンから気道を守るために常に粘液(鼻汁)を分泌しています。通常は線毛(せんもう)の働きでのどへと運ばれ、無意識に飲み込んでいます。しかし以下のような状態になると、分泌量の増加や粘度の上昇によって鼻汁の流れ込みが自覚されるようになります。
主な原因疾患
- 慢性副鼻腔炎(蓄膿症):副鼻腔に細菌や真菌が慢性感染し、膿性・粘性の鼻汁が持続する。後鼻漏の最多原因のひとつ。
- アレルギー性鼻炎:スギ・ダニ・ほこりなどのアレルゲンによる免疫反応で水様性の鼻汁が大量に分泌される。花粉シーズンや季節の変わり目に悪化しやすい。
- 血管運動性鼻炎(非アレルギー性鼻炎):温度差・タバコ・刺激臭・ストレスなど非免疫的な刺激で鼻汁が増加する。検査でアレルギーが出ないタイプ。
- 鼻中隔弯曲症:鼻の仕切りが曲がることで片側の通気が悪くなり、粘液が滞留してのどへ流れやすくなる。
- 慢性上咽頭炎:鼻とのどの境目(上咽頭)に慢性的な炎症が起きる状態。Bスポット療法が有効なケースがある。
- 加齢による鼻腺機能の変化:中高年では鼻汁の粘度が高まり、後鼻漏として自覚されやすくなる。
悪化させる要因
- 乾燥した環境(冬季・エアコン使用時)
- 喫煙・受動喫煙
- 食道逆流症(胃酸がのどを刺激し鼻汁分泌を促す)
- 精神的ストレス・過労
当院での診察・治療方針
Step 1 |問診・視診
症状の経過・既往歴・アレルギー歴・生活環境などを詳しくお聞きします。後鼻漏の色・粘度・出現時間帯は原因疾患の特定に重要な手がかりになります。
Step 2 |鼻内視鏡検査・画像検査
細径の内視鏡カメラで鼻腔・上咽頭・副鼻腔開口部を直接観察します。必要に応じて連携医療機関でのCT撮影(副鼻腔CT)をご案内し、副鼻腔の炎症範囲・鼻中隔弯曲・ポリープの有無を確認します。さいたま市南区の武蔵浦和耳鼻咽喉科では院内での内視鏡検査から速やかに診断を進めます。
Step 3 |アレルギー検査
血液検査(特異的IgE検査)や鼻汁好酸球検査でアレルギーの有無・原因抗原を特定します。舌下免疫療法の適応判断にも使用します。
Step 4 |治療
原因疾患に応じて以下の治療を組み合わせます。
- 薬物療法:抗菌薬(マクロライド少量長期療法など)・去痰薬・抗ヒスタミン薬・ステロイド点鼻薬・ロイコトリエン拮抗薬など
- 鼻洗浄(ネティポット・鼻うがい):院内での処置指導とともに、自宅での継続的な鼻洗浄を推奨します
- Bスポット療法(EAT:上咽頭擦過治療):慢性上咽頭炎が確認された場合に実施。塩化亜鉛を染み込ませた綿棒で上咽頭を擦過し、炎症を鎮めます。当院では対応しております。
- 舌下免疫療法:スギ花粉症・ダニアレルギーが原因のアレルギー性鼻炎に対して根本的な体質改善を目指す治療です。当院で処方・管理を行います。
- 手術療法:慢性副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症で薬物療法の効果が不十分な場合は、連携する医療機関での手術(内視鏡下副鼻腔手術など)をご紹介します。
費用目安(保険適用・3割負担の概算)
| 診療内容 | 概算費用(3割負担) |
|---|---|
| 初診料+問診・視診 | 約1,000〜1,500円 |
| 鼻内視鏡検査 | 約600〜900円 |
| アレルギー血液検査(13項目) | 約1,500〜2,500円 |
| Bスポット療法(1回) | 約500〜800円 |
| 処方薬(1か月分・薬の種類による) | 約1,000〜3,000円程度 |
※上記はあくまで目安です。症状・検査内容・処方内容により変動します。詳細は受診時にご確認ください。
よくあるご質問
後鼻漏は耳鼻咽喉科で診てもらえますか?
はい、後鼻漏は耳鼻咽喉科が専門です。鼻・副鼻腔・のどを一体的に診察し、原因を特定したうえで適切な治療を行います。さいたま市南区の武蔵浦和耳鼻咽喉科でも対応しております。
後鼻漏による咳はいつ頃治りますか?
原因疾患の治療を続けることで数週間〜数か月で改善するケースが多いですが、慢性副鼻腔炎やアレルギーが背景にある場合は継続的な管理が必要です。症状が長引く場合はお早めにご受診ください。
後鼻漏とBスポット療法はどう関係しますか?
後鼻漏が上咽頭(鼻とのどの境目)の慢性炎症(慢性上咽頭炎)を引き起こしている場合、Bスポット療法(EAT)が有効なことがあります。当院でも対応しておりますので、ご相談ください。
子どもでも後鼻漏になりますか?
なります。お子さんの場合、副鼻腔炎やアデノイド肥大が原因となることが多く、咳や鼻声が続く場合は後鼻漏が疑われます。小児耳鼻科も対応していますのでお気軽にご相談ください。
鼻洗浄は自宅でもできますか?
はい、市販の鼻洗浄器を使った生理食塩水による鼻うがいは自宅でも行えます。ただし方法を誤ると中耳炎を起こす場合があるため、まず医師の指導を受けてから実施することをお勧めします。
