のどの違和感・咽喉頭異常感症

「のどに何かが詰まっている感じがする」「飲み込んでも取れない異物感がある」——そのつらさはとても身近な悩みです。原因は逆流性食道炎・慢性上咽頭炎・ストレスなど多岐にわたりますが、内視鏡検査でしっかり原因を見極め、さいたま市南区の武蔵浦和耳鼻咽喉科で適切なケアをご提案します。

のどの違和感・咽喉頭異常感症とは

のどの違和感・咽喉頭異常感症とは、のどに異物感・つまり感・ひっかかり感などを繰り返し覚えるにもかかわらず、内視鏡などの精密検査では明らかな病変が認められない症状の総称です。英語では「グロブス感覚(globus sensation)」とも呼ばれます。

実際には、逆流性食道炎(胃酸がのどまで上がる状態)・慢性上咽頭炎・甲状腺の腫れ・アレルギー性鼻炎による後鼻漏(鼻水がのどへ落ちる)・精神的ストレスなど、さまざまな背景疾患が関与していることが多く、原因を特定して治療することが症状改善への近道です。「単なる気のせい」と思って放置せず、専門の耳鼻咽喉科でご相談ください。

こんな症状はありませんか?

上記に当てはまる症状がある方は、一度耳鼻咽喉科での検査をおすすめします。悪性腫瘍など見逃せない疾患を除外するためにも、早めの受診が大切です。

原因・発症のメカニズム

のどの違和感は単一の原因ではなく、複数の要因が重なって生じることが多い疾患です。主な原因は以下のとおりです。

逆流性食道炎・咽喉頭酸逆流症(LPR)

胃酸や消化液が食道・咽頭まで逆流し、粘膜を刺激することでのどの違和感や灼熱感が起こります。特に就寝前の食事・アルコール・肥満・前傾み姿勢が誘因となります。近年スマートフォンやデスクワーク増加に伴い、さいたま市を含む首都圏でも患者数が増えています。

慢性上咽頭炎

上咽頭(鼻の奥、のどの入り口)の慢性的な炎症。後鼻漏(鼻水がのどへ流れ落ちる)・頻繁な咳払い・のどの違和感の原因となります。Bスポット療法(上咽頭擦過療法:EAT)が有効な場合があります。

アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎による後鼻漏

鼻から流れ落ちる分泌物がのどを刺激し、異物感や咳払いを引き起こします。花粉症の季節に悪化する方は、アレルギーが背景にある可能性があります。

甲状腺・頸部リンパ節の腫脹

甲状腺が腫れると咽頭付近を圧迫し、のどのつまり感として感じられることがあります。触診・超音波検査で確認が必要です。

心因性・ストレス

過労・不安・緊張などの精神的ストレスにより、のどの筋肉が過緊張を起こし違和感が生じます。器質的原因が除外された場合、心療内科との連携を検討することがあります。

その他のリスク因子

当院での診察・治療方針

Step 1|問診・視診

症状の経過・生活習慣・胃腸症状・アレルギー歴などを詳しくお聞きします。のどの症状はさまざまな背景を持つため、丁寧な問診が診断の第一歩です。

Step 2|内視鏡(ファイバースコープ)検査

細く柔らかい内視鏡を鼻から挿入し、上咽頭・中咽頭・喉頭・声帯を直接観察します。腫瘍・炎症・逆流による発赤・浮腫の有無を確認します。武蔵浦和耳鼻咽喉科では高解像度モニターを使用し、丁寧に観察します。必要に応じて頸部超音波検査(甲状腺・リンパ節の確認)も行います。

Step 3|診断・原因の特定

検査結果をもとに原因を特定し、患者さんにわかりやすくご説明します。複数の原因が重なっている場合は、優先度をつけて治療計画をご提案します。

Step 4|原因に応じた治療

逆流性食道炎・咽喉頭酸逆流症が原因の場合:プロトンポンプ阻害薬(胃酸を抑える薬)の処方と、食生活・生活習慣の指導を行います。

慢性上咽頭炎が原因の場合:当院ではBスポット療法(EAT)に対応しています。塩化亜鉛を染み込ませた綿棒で上咽頭を擦過することで炎症を改善します。複数回(目安:週1回×10回前後)の通院が必要です。

アレルギー性鼻炎・後鼻漏が原因の場合:抗アレルギー薬・点鼻薬による薬物療法、舌下免疫療法(スギ・ダニ)も適応があれば提案します。

甲状腺疾患が疑われる場合:超音波検査後、必要に応じて内科・外科へ紹介します。

※治療効果には個人差があります。症状の改善を保証するものではありません。

費用の目安(保険適用・3割負担の場合)

費用目安(保険適用・3割負担の概算)
診療内容概算費用(3割負担)
初診料+問診・視診約800〜1,000円
内視鏡(ファイバースコープ)検査約1,500〜2,500円
頸部超音波検査約1,000〜1,500円
Bスポット療法(1回)約500〜800円
投薬(胃酸抑制薬など)約500〜1,500円/月

※上記は概算です。検査の組み合わせや処方内容によって変わります。詳細は受付にてご確認ください。

よくあるご質問

のどの違和感は耳鼻科と内科のどちらに行けばいいですか?

まず耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。内視鏡でのど・食道入口部を直接確認でき、炎症・腫瘤・逆流性変化などを鑑別できます。必要に応じて消化器内科と連携します。

咽喉頭異常感症は自然に治りますか?

一時的なストレスや疲労が原因の場合は安静で改善することがありますが、逆流性食道炎や慢性上咽頭炎が背景にある場合は治療が必要です。数週間以上続く場合は早めに受診してください。

Bスポット療法はのどの違和感に効果がありますか?

慢性上咽頭炎が原因の咽喉頭異常感症にはBスポット療法(EAT:上咽頭擦過療法)が有効とされています。当院でも対応しており、複数回の施術で症状の改善が期待できます。

のどの違和感とがんは関係ありますか?

のどや食道の悪性腫瘍でも違和感が生じることがあります。放置せず内視鏡検査で確認することが重要です。検査で問題がなければ過度に心配する必要はありません。

子どもものどの違和感を訴えることはありますか?

はい、扁桃肥大・アレルギー性鼻炎による後鼻漏・慢性上咽頭炎などを背景に、子どもものどの違和感を訴えることがあります。耳鼻咽喉科でしっかり確認しましょう。

関連ページ

— お気軽にご相談ください —

気になる症状がありましたら、
まずはお声がけください。

診察の受付は、WEBまたは受付時間内にお電話にて承っております。症状や不安なことがございましたら、遠慮なくお問い合わせください。