声帯ポリープ・声帯結節・音声障害(声がれ)
「声がかすれてなかなか治らない」「以前より声が出しにくくなった」とお悩みではないですか。声がれが2週間以上続く場合は、声帯に何らかの異常が生じているサインかもしれません。さいたま市南区・武蔵浦和耳鼻咽喉科では、内視鏡による丁寧な診察と患者さんのライフスタイルに合わせた治療方針をご提案します。
声帯ポリープ・声帯結節・音声障害(声がれ)とは
声帯ポリープ・声帯結節・音声障害(声がれ)とは、声帯(喉頭)に良性のできもの(ポリープや結節)が生じたり、声帯の振動機能が障害されることで、声のかすれ・かすれ声(嗄声)・声の出しにくさなどを引き起こす疾患です。
声帯ポリープは声帯の一側に生じる柔らかい隆起で、声の酷使や喫煙が主な誘因となります。声帯結節は声帯の両側に対称性にできる硬いたこ状の隆起で、教師・歌手・アナウンサーなど声を職業的に使う方に多くみられます。いずれも耳鼻咽喉科での喉頭内視鏡検査(ファイバースコープ)で声帯の状態を直接観察・評価でき、症状の程度に応じて保存的治療から手術まで段階的に対応が可能です。
声がれが2週間以上続く場合はまれに悪性疾患(喉頭がんなど)との鑑別が必要なため、早めの受診をおすすめします。
こんな症状はありませんか?
- 声がかすれる・しゃがれる(嗄声)
- 高い声が出にくくなった
- 長時間話すと声が疲れる・途切れる
- のどに何か引っかかるような違和感・異物感がある
- 声が出るまで時間がかかる・声が二重に聞こえる
- 歌うときに声がうまく出ない・音程が安定しない
- 声がれが2週間以上続いている
- 喫煙しており、以前より声が低く・かすれやすくなった
※ 上記症状が続く場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。
原因・発症のメカニズム
声帯は喉頭(のどぼとけの奥)にある左右一対の粘膜ヒダで、空気が通過するときに振動することで「声」を生み出します。この声帯に過剰な負荷がかかったり、慢性的な刺激が加わることで、以下のような変化が生じます。
声帯ポリープの主な原因
- 声の急激な酷使:大声を出し続ける、カラオケで無理に歌うなど
- 喫煙:タバコの煙が声帯粘膜に慢性的な炎症を引き起こす
- 逆流性食道炎(胃酸逆流):胃酸が声帯を刺激し、炎症の原因になる
- アレルギー・慢性鼻炎:後鼻漏(鼻水がのどに流れる)による慢性刺激
声帯結節の主な原因・リスク因子
- 職業的な発声:教師・歌手・アナウンサー・保育士など声を酷使する職種
- 発声の癖:声門を強く閉じて発声する習慣(いきむような話し方)
- 年齢・性別:女性・小児に比較的多くみられる
その他の音声障害の原因
- 声帯麻痺(反回神経麻痺):甲状腺疾患・手術後・ウイルス感染など
- 喉頭炎(急性・慢性):ウイルス・細菌感染による声帯の炎症
- 加齢性変化:声帯萎縮(老人性声帯)
当院での診察・治療方針
武蔵浦和耳鼻咽喉科では、喉頭内視鏡(細径ファイバースコープ)を用いて声帯を直接観察し、声帯ポリープ・結節・その他の声帯病変を正確に診断します。声の症状には様々な原因があるため、問診から治療まで丁寧に一貫して対応いたします。
STEP 1:問診
声がれの始まり・期間・増悪因子(喫煙・職業・逆流症状の有無)などを確認します。声を職業で使っている方は、発声状況も詳しくお聞きします。
STEP 2:喉頭内視鏡検査
鼻から細径のファイバースコープを挿入し、声帯の動きや形状をリアルタイムで観察します。麻酔スプレーを使用するため痛みはほとんどなく、数分で終了します。必要に応じて映像を記録し、画面でご説明します。
STEP 3:診断・治療方針の決定
声帯ポリープ・結節・炎症・麻痺など、原因を特定したうえで治療方針をご説明します。悪性病変が疑われる場合は、速やかに連携医療機関へご紹介します。
STEP 4:治療
保存的治療(まず行う治療)
- 声の安静:声帯への負荷を減らすための日常生活指導
- 禁煙指導・生活習慣改善
- 薬物療法:炎症を抑える吸入薬・内服薬、逆流性食道炎の治療
- 音声訓練:発声の癖を改善するリハビリ的指導
手術療法(保存的治療で効果不十分な場合)
保存的治療で改善が得られない声帯ポリープ・声帯結節に対しては、入院が必要な喉頭微細手術(全身麻酔下での内視鏡手術)が適応になります。その場合は連携する専門病院へご紹介いたします。さいたま市内・近隣の適切な医療機関と緊密に連携しています。
| 診療内容 | 概算費用(3割負担) |
|---|---|
| 初診料+問診 | 約800〜1,000円 |
| 喉頭内視鏡検査 | 約1,000〜2,000円 |
| 内服薬処方(1週間分・目安) | 約300〜800円 |
※ 上記は目安であり、使用薬剤・処置内容・保険の種類により異なります。詳細は受付窓口にてご確認ください。
よくあるご質問
声がれが2週間以上続いています。耳鼻科を受診すべきですか?
はい、受診をおすすめします。2週間以上続く声がれは声帯ポリープや結節のほか、まれに悪性疾患が隠れていることもあるため、内視鏡検査で早めに原因を確認することが大切です。
声帯ポリープと声帯結節の違いは何ですか?
声帯ポリープは声帯の一側に生じる柔らかいできもので、強い発声や喫煙が原因になることが多いです。声帯結節は声帯の両側に対称性に硬いたこ状の隆起ができるもので、教師・歌手など声を酷使する方に多くみられます。
声帯ポリープは手術しなければ治りませんか?
小さなポリープや結節は、声の安静・禁煙・音声訓練などの保存的治療で改善することがあります。保存的治療で効果が不十分な場合は、入院して行う喉頭微細手術(内視鏡下手術)をご案内します。
子どもの声がれも耳鼻科で診てもらえますか?
はい、対応しております。お子さんの声がれは声帯結節が多く、声の使い過ぎが主な原因です。内視鏡検査で状態を確認し、生活指導や音声訓練を中心に治療方針を検討します。
声帯の検査は痛いですか?どのような検査をしますか?
当院では細径の喉頭内視鏡(ファイバースコープ)を鼻から挿入し、声帯の状態を直接確認します。麻酔スプレーを使用するため痛みはほとんどなく、数分で終了します。
