扁桃肥大・アデノイド肥大
お子様のいびきや口呼吸、夜中の無呼吸が気になっていませんか。扁桃・アデノイドの肥大は、睡眠や発育にも影響を与える場合があります。さいたま市南区の武蔵浦和耳鼻咽喉科では、耳・鼻・のどを総合的に診察し、お子様と保護者の方が安心できる丁寧な説明と治療方針をご提案しています。
扁桃肥大・アデノイド肥大とは
扁桃肥大・アデノイド肥大とは、のどの奥(口蓋扁桃)や鼻の奥(アデノイド=咽頭扁桃)が通常よりも大きく肥大した状態が続く疾患です。
口蓋扁桃とは、口を大きく開けたときに左右に見える丸い組織のことで、アデノイドは鼻とのどの境界付近にある扁桃組織です。どちらも免疫機能を担う組織ですが、炎症や体質によって過剰に大きくなると、気道や鼻腔・耳管を圧迫し、いびき・口呼吸・鼻づまり・睡眠時無呼吸などさまざまな症状を引き起こします。
特に2〜6歳の幼小児に多く見られますが、大人でも繰り返す扁桃炎が原因で慢性的な肥大をきたすことがあります。症状の重さに応じて、経過観察から手術まで段階的な対応が可能です。
こんな症状はありませんか?
以下のような症状が続く場合は、扁桃肥大・アデノイド肥大が原因である可能性があります。
- 夜中にいびきをかく、睡眠中に一時的に息が止まる
- 口呼吸が多く、口を閉じていられない
- 鼻がいつもつまっている(慢性的な鼻づまり)
- 声が鼻にかかったようになる(鼻声・こもった声)
- 食事の飲み込みが遅い、食べるのに時間がかかる
- 耳がつまった感じや聞こえにくさがある(滲出性中耳炎を合併しやすい)
- 日中に眠そう、集中力がない、起きにくい
- 繰り返しのどが腫れる・扁桃炎になる
特にお子様では、睡眠の質の低下が日中の集中力低下や発育への影響につながることがあります。気になる症状があれば早めに耳鼻咽喉科へご相談ください。
原因・発症のメカニズム
扁桃・アデノイドは生後から幼少期にかけて発達し、免疫機能の形成に重要な役割を果たします。そのため、2〜6歳ごろに最も大きくなるのは自然な発育過程ですが、以下のような要因によって過剰に肥大することがあります。
- 繰り返す感染・慢性炎症:細菌(特に溶連菌)やウイルスによる扁桃炎・上気道炎を繰り返すと、扁桃組織が慢性的に腫れた状態になります。
- 体質・遺伝的要因:家族に扁桃肥大・アデノイド肥大の方がいる場合、同様の肥大が起こりやすいことが知られています。
- アレルギー・鼻炎:アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎を合併すると、鼻粘膜の慢性的な炎症がアデノイドの肥大を助長することがあります。
- 年齢による自然変化:多くの場合、10歳前後から扁桃・アデノイドは自然に縮小しますが、それまでの期間に症状が強い場合は治療が必要になることがあります。
アデノイド肥大は、鼻呼吸の妨げになるだけでなく、耳管(鼻とつながる耳への管)の出入口を圧迫して滲出性中耳炎(じしんせいちゅうじえん)を引き起こすことがあります。耳の聞こえにくさが続く場合は、のどと耳を合わせて診察することが大切です。
当院での診察・治療方針
武蔵浦和耳鼻咽喉科では、患者さんの年齢・症状の程度・生活への影響を総合的に判断し、過不足のない治療方針をご提案しています。
1. 問診・視診・内視鏡検査
症状の経過・頻度・睡眠の様子などを丁寧に問診します。口蓋扁桃はお口の中を直接確認し、アデノイドは鼻内視鏡(細いカメラ)を用いて鼻の奥を観察します。内視鏡はモニターに映してご説明しますので、お子様でも保護者の方と一緒に状態をご確認いただけます。
2. 聴力検査・中耳の状態確認
アデノイド肥大では滲出性中耳炎を合併しやすいため、聴力検査やティンパノメトリー(鼓膜の動きを調べる検査)を行い、耳への影響も確認します。耳専門クリニックとして、耳・鼻・のどを一貫して診察できる点が武蔵浦和耳鼻咽喉科の強みです。
3. 薬物療法・保存的治療
症状が軽度〜中等度の場合は、まず薬物療法を行います。鼻炎・副鼻腔炎が合併している場合はその治療を優先し、アデノイドへの炎症波及を抑えることで肥大の改善を目指します。ステロイド点鼻薬が有効なこともあります。
4. 手術(扁桃摘出術・アデノイド切除術)のご提案
以下のような場合は、連携する総合病院・大学病院への紹介状を作成し、手術をご検討いただきます。
- 睡眠時無呼吸が重度で、発育・日常生活への影響が大きいと判断される場合
- 年間に扁桃炎を繰り返し(目安:年4〜5回以上)、抗菌薬治療でも改善しない場合
- 滲出性中耳炎が長期化し、聴力低下が続く場合
手術の判断は患者さんご本人・保護者の方と十分に話し合ったうえで行います。まず当院で精査し、必要に応じて適切な医療機関へご紹介します。
| 診療内容 | 概算費用(3割負担) |
|---|---|
| 初診(問診・視診・内視鏡検査) | 1,500〜3,000円程度 |
| 聴力検査・ティンパノメトリー | 500〜1,500円程度 |
| 処方薬(抗菌薬・点鼻薬など) | 薬剤費別途(数百円〜) |
※費用は診察内容・検査の組み合わせにより異なります。手術が必要な場合は入院が伴うため、紹介先医療機関での別途費用が発生します。
よくあるご質問
扁桃肥大・アデノイド肥大は子どもだけの病気ですか?
いいえ、大人にも起こります。ただし扁桃・アデノイドが最も大きくなる2〜6歳の小児に特に多く見られます。大人の場合は繰り返す扁桃炎や慢性炎症が背景にあることが多く、耳鼻咽喉科での診断が重要です。
子どものいびきや口呼吸はアデノイド肥大のサインですか?
可能性があります。鼻づまりを伴ういびき・口呼吸・睡眠中の無呼吸・日中の眠気などが続く場合は、アデノイド肥大や扁桃肥大が疑われます。さいたま市南区の武蔵浦和耳鼻咽喉科でご相談ください。
手術は必ず必要ですか?
全員に手術が必要なわけではありません。症状の程度や年齢・発育状況を総合的に判断し、まず薬物療法や経過観察を行います。日常生活に支障が大きい場合や睡眠時無呼吸が重度の場合は、連携医療機関への紹介をご提案することがあります。
アデノイド肥大は耳の聞こえに影響しますか?
はい。アデノイドが大きくなると耳管の入口をふさぎ、滲出性中耳炎を引き起こすことがあります。聞こえにくさや耳のつまり感が続く場合は、耳と鼻のどの両方を合わせた診察が大切です。
扁桃肥大・アデノイド肥大は自然に治りますか?
多くの場合、10歳前後から扁桃・アデノイドは自然に縮小していきます。ただし、それまでの期間に睡眠障害・中耳炎・発育への影響が出ることがあるため、症状によっては早めの治療が重要です。
